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実家(ゴミ屋敷)の掃除①状況編 物を捨てられない親vs物を捨てたい私 ゴミ屋敷に変わってしまった実家に愕然


以前のどこかの記事で紹介した通り、私の実家はゴミ屋敷です(先日まではそうでした)。

今週は3日間に渡りこの実家のゴミ屋敷との戦いを記事にしたいと思います。

良かったらお付き合いください。

はじめに

私が実家を離れた10年ほど前からそのゴミ屋敷化は加速し、あっという間にテレビで放送されるレベルのゴミ屋敷となりました。

ただし、我が実家の場合は生活ゴミではなく、物がとにかく多いタイプです。

今までのブログを読んでくださった皆様はご存知の通り、私は物を減らし効率的に暮らすのを目指していますので、実家がどんどん汚くなっていくことが許せませんでした。

人に見せるレベルになく、汚くなっていく実家を「恥」と思っていました。

しかし、私が掃除をしようとすると毎回のように母が激怒するのです

インターネットで「実家 ゴミ屋敷」で検索すると、「掃除をさせてくれません」「掃除の話をするたび母と喧嘩しています」など、かなり多くの同じ悩みを持った人がいることに気づきました。

今回帰省がきっかけで、そんな実家と今年本気で向き合うことになりました。

そして、同じ悩みを持つ方の参考になればと思い記事を書くことにしました。

実家がゴミ屋敷になるまでの過程

もともと掃除が苦手な母と何も言わない父、家に興味のない弟。そして私の4人家族でした。私が京都に移り住む10年ほど前までは、ものが多くても、それなりに整理整頓されていました。

しかし、弟が大学で県外に住み、私も京都に移住。父も母もまだまだフル共働き。

片付ける暇も片付ける人もいなくなり、あっという間に物で溢れるゴミ屋敷になりました。

また、そこに弟が大学生活を終え、実家に戻ってきたのです。一人暮らしをしていた荷物とともに。

弟も実は捨てられないタイプの人間だったようです。一人暮らしで使っていた家電をすべて持ち帰ってきました。

洗濯機は2つ、冷蔵庫も2つ…。

何もかも2つになった実家ですが、誰も捨てようとしません。

「どうして捨てないの?」と問うと、「お金を出したものは全て価値のあるものだからもったいない。」と言うのです。

また、ある程度ものが増えた場合、物が溢れているため、必要なものがどこに行ったか把握しづらくなります。ですので、探す手間を省くためや物がなくなってしまうため、同じものが何個も買い足される状況にありました。そして、物が増えるのが加速したようです。

物がある程度一定量を超えると人間は物の所在を把握するキャパを超えてしまい一気にゴミ屋敷化は加速するということが分かりました。

掃除をさせてもらう難しさ

「お金を出したものは全て価値あるもの」そう思っている人に対して「物を捨てろ」言ってもなかなか受け入れてくれません。物を捨てるということは物を買った過去の自分を否定することになるのです。「捨てる物は価値がないもの。自分は価値がないものにお金を払った」ということになるのです。

とにかく、両親にとって家の中にある物すべて宝物なのです

それを捨てられたら嫌なのです。腹が立つのです。怒りが生まれるのです。

「家を掃除しに行きたい」言う私に対し、「うるさいあんたはもう家を出た子やろ。もうその話せんといて。家にも来んといて。そんなに気になるなら見なきゃいいやろ。」そう言って、実際10年間で実家に帰れたのは3回だけです。両親から見て孫にあたる私の子どもたちは、私の実家を知らずにここまで大きくなりました。とても悲しかったです。

しかし、私も京都に来て「臭いものにはフタをしろ」と言うように、見なければ特に問題ではなく、自分に関係のあることでもなく、会いたいと思えば、京都にわざわざ来てくれるし、もういいかと半分あきらめていました。

驚愕した実家の現在の姿

この冬数年ぶりに友達に会うため、久々私は実家に帰ることになりました。

久々の実家。見て驚きました。自分の知っている、ただ物が多いだけの実家ではなくなっていました。

玄関を開けると玄関に積まれた段ボールの山。あれ?玄関って物置きだっけ??

廊下は食料、飲料が積まれてあぜ道が一本あるのみ、すれ違いもできない細さ。

リビングは物で埋まっていてドアが半分しか開かず。

床はこれまたあぜ道が一本。他は腰あたりの高さまで物物物。。。

ご飯を出してくれるものの、食べる場所すらありません。

テレビを見ようにも座る場所はソファーの上しか空いておらず、ソファーは二人掛け。権力の弱い父は居場所がなく常に庭でたばこを吸っていました。

トースター周り、キッチンを見られないよう目隠しのカーテンをつけているため火事になってもおかしくない状況。

キッチンも見られたくない(母自身も見たくない)気持ちも分かるくらい散乱。衛生的に不安を感じる。

唖然とするほどの物の山。足の踏み場もない床。座る場所もない。1人ずつしかご飯を食べる場所もない。年老いた両親は物を避けながら道なき道を危なげに進んでいる姿。

 

「もう見て見ぬふりはやめよう。このままでは両親が長生きできない。」

 

見た目が悪いからだけではなく、住みにくさや安全性も疑わざるを得ない状況になっていました。

 

しかし、今回は目的が友達に会いに帰省しただけなので、一旦京都に戻りました。

予定もあり、長居はできませんでした。

 

京都に帰り、そこからいろいろ調べました。

どのように説得すれば良いか。

喧嘩をしたいわけでもないし、いい関係でありたいし。

 

さてさて明日は掃除に至るまでの準備と計画を書きたいと思います。