大好きな校長の言葉 この人がいなければ今の自分はいないと思う 校長先生の名言
もうすぐ卒業の季節ですね〜
私は小学校教諭になって13 年目です。この春、お世話になった校長先生が異動になります。私は校長先生に恵まれ、良い思い出ばかりで別れのこの時期がいつも辛くなります。今日は私の大好きな校長先生の言葉についてお話ししたいと思います。
母になる事は強み。
13年前、就職を機に京都に出てきました。縁もゆかりもない土地で、右も左もわからない中、一人暮らしを始めました。
ずっとずっと憧れだった小学校の先生という職業につくことができ、やる気に満ち溢れていましたが、新採1年目妊娠をしてしまいます。
誰にも言わず、妊娠をなかったことにしようと考えた私でしたが、命の重みを感じ、当時はまだ彼氏だった今の主人と話し合い産むことに決めました。
でも、
まだもっとキャリアを積みたい1年目。
まだまだ教わることもたくさんある1年目。
周りにも迷惑をかけてしまうし。
きっと、白い目で見られてしまう。
真面目に生きてきた私は、どうしても計画になかったこの妊娠を恥だと思い、職場に言う勇気が出ませんでした。
しかし、赤ちゃんの成長は待ってくれません。つわりがきつくなり、職場に遅刻をしてしまった時、もう限界だと思い校長室のドアを叩きました。
「実はー。報告が遅くなりすみません。」
校長(男性)
「いいんですよ。先生としてのキャリアはまた積めば良い。これから長い人生です。それより何より、今から1番のキャリアを積みに行くのです。母と言うキャリアです。今までわからなかった保護者の目線になれるではないですか。もっと保護者の気持ちをわかってあげられる良い先生になりますよ。母になる事は強みになります。おめでとう!」
突然の妊娠を否定もせず、暖かく受け入れて下さった校長先生に感謝です。おかげで1人で抱えていたものが軽くなりました。
今私は3人の子どもの親になりました。言われたように、先生としてだけでなく、母親として子育ての悩みを共感できるようになった気がします。
あなたは…
勤務先は何年かに1度異動になります。
2校目の勤務先のときの話です。
初めて女性の校長先生に出会いました。
いつも首周りにネックレスをつけ、イヤリングをし、きれいなフリルのスカートをはき、化粧もバッチリ髪も巻いてくる。
廊下を歩くと、ヒールの音がカッカ カッカと鳴り響いていました。
校長先生が通ったところは、香水の匂いで良い香りです。
私の知っている校長先生のイメージとはだいぶ違いました。
ある日、たまたま職員室で校長先生と2人きりになった時です。
「校長先生、ネイルがとても素敵ですね。私ネイル好きなんですよ〜。」
校長先生
「どうして京うさぎ先生はネイルをしないの?好きならしたらいいじゃない」
「え??担任の先生ってネイルをしてもいいんですか?」
校長先生
「あなたは、先生でもあり、母親でもあるの。そして何より1人の京うさぎ(私の名前を)でもあるのよ。1人の人間として、人生を楽しむのはとても大切なこと。仕事にばかり縛られないで生きなくちゃ。自分が自分でいられるから、また仕事も頑張れるし、輝けるの。ネイルをやりたきゃやればいいんじゃない?」
とても憧れる校長先生です。
生徒指導力上、子どもが真似をして余計な生徒指導を増やしたくないので、教壇に立つ時はまだネイルも髪の色も、服装もいたって真面目にしていますが、素敵な考え方だなと思いました。
ちなみに、いつも「好きなようにやり。私が責任とってあげるから。」と言ってくれるところも素敵でした。私もこんなふうな人になりたいし、こんなふうに歳をとりたいなと思います。
まとめ
校長先生ではないのですが、年上のベテランの先生に
「あなたが言われて嬉しかった言葉は次の世代に言ってあげなさい」
と言われたことがあります。
ぜひこれから出会った若い先生にも、こうして出会った素敵な言葉をかけられたらと思います。
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